2022.07.31
【愛知県小牧市・住宅ローン滞納相談】2年越しのご相談 ②
先日、ニ年ぶりにご相談があった愛知県小牧市の住宅ローン滞納相談の続きです
本日は査定書を作成し説明に伺いました
大方の予想通り残念ながらオーバーローン(債務超過)でした
このままでは通常の方法では売却することができません、手放すと言うことであれば任意売却を債権者と交渉することになります
また固定資産税の滞納がありますのでそちらの処理も検討する必要があります
前回と同様に奥様は売却に対して前向きですがご主人はまだ結論が出せないようです
しかしいずれ住宅ローンの滞納が始まれば競売の手続きが始まってしまいますので8月中には何らかの方向性を決めることで今日は一旦終了いたしました
週明けにご主人は銀行へ相談へ行かれるとの事でした、ひょっとするとそこでまたリスケの相談をされるのかも分かりません
どちらにしても幸せになっていただける解決方法をご提案したいと思っております
住宅ローン滞納とリスケについて
コロナ禍になり収入が減ってしまった方が非常に増えています
国もそんな方たちを救済するために各銀行に住宅ローンのリスケには積極的に応じるように要請をしていました
そのおかげもあって多くの方がリスケ承認されています
ある保証会社の担当者によればコロナ禍になってから競売手続きの件数はかなり減ったそうです
確かにコロナウィルスが原因で収入が減った方はリスケを行い、その収入が戻れば家を守る事ができ生活も安定していきます
問題はコロナウィルスが原因で現在も収入が戻っていないご家庭です
住宅ローンのリスケには大きく分けて二つの方法があります
一つは返済期間を伸ばす方法です。そしてもう一つは、一定期間利息払いのみ等の返済額を下げる方法です
この返済額を下げた方はリスケした期間にもよりますが、そろそろ元の返済額に戻ることになります
その時に収入が戻っていなければ当然生活は厳しいものとなります
今も金融機関はリスケに対しては、以前よりは柔軟に対応してくれていますが、それでもコロナウィルス発生時よりも対応が厳しくなっているみたいです
期間延長を選ばれた方は返済額自体を下がっていますが返済期間が長くなってしまい定年後も多くの住宅ローンの残債が残ることになってしまいます
どちらのリスケも一長一短があります
しかし冷静に判断しなければいけないのは収入が戻る見込みがあるのか、定年後も残ってしまった住宅ローンをどのように支払っていくかと言う点です
例えばですが、あと数年で就職されるお子様がいる場合、そのお子様も同居され住宅ローンの支払いに協力してくれるのであればリスケを選択したほうがいいと思います
しかしとりあえず今をなんとかしようと問題を先送りする為に行ったリスケは後々大きなトラブルとなって帰ってくることが多々あります
リスケ選択するにしても根本的な解決にならないのであれば一旦立ち止まり冷静に検討をしてください
例えばお子様が既に就職されているのであれば親族間売買で解決することも可能です。また一旦は投資家に購入してもらい数年後に買い戻すリースバックも有効的です
任意売却の学校では売却ばかりでなくリスケやトータル的な支払いの見直しなど総合的に問題解決に向けてアドバイスをさせていただいております。どうぞお気軽にご相談ください