2024.10.14
【愛知県小牧市・任意売却相談】離婚をするにあたって、住宅ローン問題を解決したい
愛知県小牧市にお住まいの方から、任意売却のご相談がありました
今回のご相談は離婚と住宅ローン問題です
ご結婚されてすぐに住宅を購入されていました。当時担当してくれた不動産会社の勧めもあり、住宅ローンは連帯債務を利用されていました
しかし、残念ながらご夫婦は離婚されることとなり、問題になったのは住宅ローンでした
当初は家を売却すれば、住宅ローンは完済できると思われていたようです
しかし、不動産会社に査定を依頼したら、とても住宅ローンを完済できる金額での売却は難しいと言われたそうです
ご夫婦ともに離婚後はご実家に戻られる予定です
そのためにも家を売却したいのですが住宅ローン完済のために穴埋めできる自己資金のご準備も難しいようです
最初は、どちらかが住宅ローンを支払い続けると言うことも選択肢としてあったそうですが
今回の離婚の原因はお金の問題だったので、リスクが高いと判断されご相談をいただきました
そのご相談の中であるご質問がありました
これは連帯債務で住宅ローンを組んでいる方からよくいただく質問ですので、共有させていただきます
仮に任意売却を行った場合は、いくらかの残債が残ってしまいます
当然、債務整理をしなければ、その残債は支払うことになります
この支払いについて、奥様の方から『主人が返済していけば良いのですね』とご質問がありました
連帯債務の場合、多くの方は、主債務者がご主人連帯債務者が奥様となっているので、返済義務があるのはご主人だと勘違いしている場合もあります
しかし、任意売却などを行った場合は主債務者、連帯債務者関係なく支払い義務が生じます
連帯保証人等と違い、連帯債務と言うのは2人でお金を借りたことになっています
つまり、返済も当然2人で行って行かなければなりません
離婚をしたので、後は主人から払ってもらってくださいと言うのは、金融機関には通用しません
もちろん、離婚後の債務についてお二人で話し合いをされ、ご主人が全て支払うと言う約束をされるのは自由です
しかし、万一ご主人が払わなかった場合は、当然に奥様にも請求されることとなります
(保証会社によっては、任意売却が整理したときに、ご主人、奥様それぞれに返済額を確認される場合もあります。)
このように、連帯債務を利用して、住宅ローンをわれてた場合は、離婚問題のときには大きな足かせとなってしまいます
しかし、今回のご相談のように、離婚前にご相談いただくことによって、解決策の選択が広がります
避けられない離婚であれば、今後のお互いの人生にトラブルが生じないような完全な解決を目指すことが肝心です
今回も、ご相談者様のそれぞれの利益のために精一杯お手伝いさせていただきます