2025.05.02
【名古屋市・愛知の任意売却相談】離婚を伴う住宅ローントラブルとは?よくある相談事例と防ぐためのポイント
夫婦間の問題が離婚という形で終わりを迎えるとき、感情の整理だけでなく「住宅ローン」のような金銭的な問題もきちんと清算しなければなりません
しかし実際には、離婚後に住宅ローンをめぐってトラブルになるケースが少なくありません
今回は、これまでにご相談いただいた事例をご紹介しながら、同じような問題に巻き込まれないためのポイントをお伝えします
【事例1】支払うと約束した元夫が滞納。競売で強制退去に…
離婚時に「住宅ローンは元ご主人が払い続ける」と取り決めたご夫婦。
しかし実際にはその約束が守られず、ローンが滞納され、最終的には競売によって強制的に退去する結果に
口約束や離婚協議書だけでは法的な担保がなく、金融機関には効力を持ちません。こうしたトラブルは非常に多く、注意が必要です
【事例2】連帯債務の落とし穴。元夫の滞納で再婚相手にも影響が…
結婚当時に住宅ローンを「連帯債務」で組んでいたご夫婦。離婚後、家には元ご主人だけが住み続けていましたが、支払いを滞納
その結果、連帯債務者であるご相談者に請求が…
すでに再婚されており、新しいご家族まで巻き込まれてしまいました
「離婚したから関係ない」は、金融機関にとっては通用しません
連帯債務はあくまで法律上の責任を意味するのです
【事例3】二世帯住宅の複雑な事情。土地が親名義でも安心できない
奥様側のご両親名義の土地に、元ご主人が建てた建物での二世帯住宅
離婚後、ご主人は家を出ましたが、その後、相談もなく自己破産
結果的に建物だけでなく、親御さん名義の土地まで処分される事態となりました。
「土地は親名義だから大丈夫」と安心していたのに、実際には抵当権が設定されており、親御さんの財産まで影響を受けてしまったのです
離婚時に気をつけたい!住宅ローン問題の“完全解決”とは
離婚時に住宅ローンをどうするかは、とても重要な問題です
安易な話し合いや口約束では、後々の大きなトラブルにつながることも
以下の点に十分注意して、離婚時には「完全な解決」を目指しましょう
- 住宅ローンの名義や債務状況を明確にする
- 金融機関と協議のうえで名義変更やローン完済を検討する
- 「連帯保証」「連帯債務」の解除ができない場合は特に慎重に
- 専門家に相談し、法的な視点で解決策を講じる
最後に:未来の安心のために、今できる最善の選択を
離婚は人生の大きな転機ですが、その後の人生に不要な負担を残さないためにも、住宅ローンを含めた財産問題は冷静かつ確実に解決しておく必要があります
ご不安がある方は、ぜひ専門家にご相談ください
あなたとご家族の新しい一歩を、安心して踏み出せるようサポートいたします