2026.08.16
住宅ローン滞納から競売へ。その後、新しいご家族とのご縁が進む名古屋市西区の戸建て
今回は、現在販売中の名古屋市西区の戸建てについて、最近の商談の進捗をご紹介したいと思います。
現在、この物件は任意売却物件ではありません。
ただ、実はこの物件には、ここに至るまでに少し複雑な経緯がありました。
そして今回のお話は、現在住宅ローンの滞納や相続問題などで悩んでいる方にも、ぜひ知っていただきたい内容です。
もともとは住宅ローンと相続の問題が絡んでいました

昨年末、こちらの物件についてご相談をいただきました。
当時は、
- ・住宅ローンの滞納
- ・相続の問題
- ・ご家族間の連絡の問題
- ・競売
など、いくつもの問題が重なっていました。
もともと、この住宅にはご親族が関係する2本の住宅ローンがありました。
その後、お父様がお亡くなりになり、そのうち1本については団体信用生命保険によって住宅ローンが完済されました。
ところが、もう1本の住宅ローンについては、何年にもわたり滞納が続いていたのです。
「知らないうちに競売になっていた」という現実
当時、こちらのお宅にはご高齢のお母様がお一人でお住まいでした。
住宅ローンの問題について十分に把握できていなかったこともあり、銀行から届く督促についても、適切な対応ができないまま時間が経過していました。
さらに、連絡が取れていないご家族もいらっしゃり、相続の問題も絡んでいました。
そして、気がついたときには、すでに競売の手続きが進んでいる状態でした。
このようなケースは、決して珍しいことではありません。
住宅ローンを滞納してしまったとき
「どうせ払えないから銀行からの電話に出られない」
「督促状を見るのが怖い」
「家族に知られたくない」
そんな気持ちから、つい問題から目を背けてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、連絡をしないことで問題がなくなるわけではありません。
むしろ時間が経過するほど、競売など、取り得る選択肢が少なくなってしまうことがあります。
その後、投資家様に購入していただき問題を整理しました
当時はすでに競売が進んでいたこともあり、時間的な余裕がありませんでした。
そこで、以前からリースバックなどでもお付き合いのある投資家様にご相談し、物件を一旦購入していただくことで、これまで抱えていた問題を整理することになりました。
こうして、ご相談者様の抱えていた問題を一つずつ解決し、現在はその物件を新たな買主様へ販売しています。
つまり、現在販売している物件そのものは任意売却物件ではありません。
しかし、その背景には住宅ローン滞納や競売、相続など、複数の問題が絡んでいました。
購入希望者様には、過去の経緯もきちんとご説明します
このような物件を販売するときに、私たちが非常に大切にしていることがあります。
それは、
「物件が現在どういう状態なのか」だけではなく、「なぜこの物件が売却されることになったのか」も、必要な範囲できちんと説明することです。
過去に住宅ローンの滞納や競売などがあったと聞くと、購入を検討される方が不安になるのは当然です。
説明が不十分だったり、情報が断片的だったりすると、
「何か重大な問題がある物件なのでは?」
と、必要以上に不安を感じさせてしまうこともあります。
だからこそ私たちは、事実関係を整理したうえで、これまでどのような経緯があり、現在はどのような状態になっているのかを、購入希望者様に分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
もちろん、必要な告知事項については適切に説明しなければなりません。
隠すのではなく、正しく説明する。
それが不動産取引では非常に重要だと考えています。
現在、新しいご家族との商談が進んでいます
そして現在、この名古屋市西区の戸建てについて、購入を前向きにご検討いただいているご家族がいらっしゃいます。
先日は内覧のご案内をさせていただきました。
ご本人様だけではなく、ご家族や親御様にも物件をご覧いただき、現在いろいろな点についてご検討いただいています。
購入については、まだ正式に決まったわけではありません。
資金面についても、ご家族からの援助などを含めて検討する必要があり、現在ご相談を進めている段階です。
お盆休み中ではありますが、私たちもご案内や打ち合わせを進めています。
お盆明けからは、住宅ローンについての具体的なご説明や、購入に向けた詳細な打ち合わせも進めていく予定です。
一つずつ問題を解決すれば、次のご縁につながる
今回の物件を振り返ると、最初からスムーズに進んだ案件ではありませんでした。
住宅ローンの滞納。
相続問題。
ご家族との連絡。
そして競売。
一つだけでも大きな問題ですが、それがいくつも重なっていました。
それでも、一つずつ問題を整理し、必要な人と連携し、その時点でできる方法を考えていくことで、最終的には次の方へ物件をつなげるところまで来ることができました。
現在も、まだ購入が決まったわけではありません。
それでも、内覧をしていただき、ご家族で前向きに検討していただき、住宅ローンの相談へ進もうとしている。
この一歩一歩が、私たちにとっても非常に大切なことだと思っています。
住宅ローンを滞納している方へ
今回のお話でお伝えしたいのは、
「問題が複雑になってしまったら、もう何もできない」わけではない
ということです。
住宅ローンの滞納だけではなく、相続、ご家族との問題、他の借入れ、競売など、複数の問題が重なってしまうこともあります。
そのときに一人ですべてを解決しようとすると、どうしても難しくなります。
だからこそ、できるだけ早い段階で現在の状況を整理することが大切です。
「まだ相談するほどではない」
「銀行に怒られるのが怖い」
「もう競売になっているから無理だろう」
そう思っている方も、まずは現在の状況をお聞かせください。
任意売却のがっこうでは、最初から売却ありきで考えるのではなく、家を守る方法がないか、住宅ローンを正常化できる可能性はないか、それが難しい場合にはどのような方法があるのかを一緒に考えています。
そして、どうしても売却が必要になった場合には、債権者との交渉から売却、そしてその後の生活再建まで、できる限り一緒に考えていきます。
一人で抱え込む前に、まずご相談ください。
それが、問題をこれ以上大きくしないための最初の一歩になるかもしれません。




