2022.05.02
【住宅ローン滞納相談】市役所にて差押解除交渉と分納のお願い
住宅ローン滞納相談の依頼があった相談者様と市役所へ伺いました
内容は固定資産税等の滞納による差押解除と分納のお願いです
こちらの相談は2月に依頼があった任意売却なのですが現在は保証会社による代位弁済を待っている状況です
予定では7月には代位弁済が行われ任意売却を始める予定でしたが行政による差押登記が付けられてしまいました
実は相談者様からは相談時点で数年分の固定資産税や市民税が滞納になっている事は聞いていました
その際に税金滞納による差押登記が付けられる可能性がある事・自宅を売却する事を告げると直ぐに差押登記が付けられる事などは伝えてありました
しかし相談者様は行政からの督促が厳しかったので。ついつい家の売却を検討している事を伝えてしまいました
すると家の謄本を調べてみると、やはり差押登記が付けられていました
※相談者様が言わなくても付けられた可能性もあります
今日はあまり実りのある話は出来ませんでした。ある意味予想通りなのですが、そして却ってこの時期に差押登記が付けられたので、それを踏まえて保証会社と任意売却について交渉を勧めて行きます
任意売却中に追加で差押登記が付けられ事の方が厄介な時もあります
行政による差押登記
住宅ローンを滞納された場合、税金も滞納されている場合が多いです
中には住宅ローンを支払うが税金を滞納されている方もいらっしゃいます。いずれ税金を完納されれば問題はありません
しかしその後、住宅ローンも滞納されるようになると税金の滞納は任意売却や銀行などとの交渉で障害になる場合があります
税金を滞納をされる方には行政だからと甘く思っている方も多いのですが大間違いです
税の公平を盾に、しつこい督促をしてくる行政もあります
住宅ローンの滞納相談があった場合は、なるべく税金だけは支払って下さいと伝える事もあります
住宅ローン滞納と税金を解決する時には保証会社と交渉して売却代金から控除して支払います。しかし保証会社には未納税に対する控除額がある程度決まっています。あまりにも高額な滞納税は任意売却前に行政との話合が必要です