2022.12.10
名古屋市・愛知県にて離婚を伴う住宅ローン滞納相談をお受けしています
年々、離婚を伴う住宅ローン滞納相談が増えています
特に離婚後、数年経過してからの住宅ローン滞納トラブルは根が深く、それぞれの新しい家族まで巻き込んでしまいます
それでは何故、離婚時に住宅ローン問題が解決出来ないのか
・家がオーバーローン状態である
簡単に説明すると家の売却価格よりも住宅ローンの残債額が多いのです。この場合は自己資金で穴埋めが出来れば良いのですが、出せる家庭は少なく売却の大きな障害となってしまいます
・一方が(特に奥様)が連帯債務者や連帯保証人になっている
この場合もオーバーローンでなければ良いのですが売却出来ない場合は離婚後も連帯債務などの関係性が続いて行きます。結果問題を先送りされるケースが多いです
・どちらか一方が住み続けたい
これはお子様の転校を避けたい場合などで多いパターンです。これは決して悪い選択ではありませんが後に住宅ローンを滞納されてしまうと大きな問題となってしまいます
解決策
全ての方に当てはまる解決策ではありませんが
離婚前に一度、チャレンジして下さい
・離婚時に売却、これは任意売却を選択する事になる場合が多いのですが数年後に、より深刻な問題となるよりも検討して下さい(特に離婚理由がお金の場合)
・連帯債務などの場合は単独での借り換えを相談する。現在利用している銀行から他行への借り換えですがご主人単独での審査で承認が出れば連帯債務が解消されます
いずれも簡単ではありませんが成功すれば後のトラブルを回避する事が出来ます
離婚時には離婚を最優先するあまりに一番ネックとなる住宅ローン問題を先送りしてしまう方が多いのです。仮に約束通りに住宅ローンが完済となってもその間は相当なストレスとなってしまいます
これからは他人になってしまう二人ですから顔を合わせている間に完全解決をしておいて下さい
現在、離婚を伴う住宅ローン問題でお悩みの方は専門家にご相談下さい
最後に離婚時にやっていけないNG行為を紹介します
・銀行の了解もなく勝手に家の名義を変更する
これは家に奥様とお子様が残る場合に名義変更をする方がいらっしゃいますが、万一元ご主人が住宅ローンを滞納した場合は強制執行されてしまう事にもなります。また銀行との契約違反となってしまいます
・家を賃貸住宅にする
住宅ローンの返済の為に家を貸し出す人がいますが、これも違反です。銀行にばれてしまった場合に一括返済を求められた方もいます
このように自分達だけの安易な考えで行動してしまった為により問題を大きくしてしまいます
まずは専門家にご相談下さい
「任意売却のがっこう」で解決した離婚を伴う住宅ローン滞納相談はこちらをご覧下さい