愛知県春日井市にお住いの方からの親族間売買のご相談

 

今日は面談を行いました

住宅ローンの滞納はまだされていませんでしたが、このままでは時間の問題のようです

ご家庭内のご事情があり引っ越しだけが絶対に避けたいご希望でした

ご相談者様も親族間売買を希望されており、息子様も交えて面談を行いました

 

あわせて簡易査定も行い住宅ローンの残債と乖離がないかを調査します

この住宅ローンの残債と査定額はとても重要な問題です

 

まず一つ目が住宅ローンにおける担保評価です

他人に通常の方法で売却をする時には銀行もそこまで厳しい担保評価を求めてこない場合もが多いのですが、親族間売買の場合は担保評価が問題で審査が否決になる場合もあります

 

次に低廉譲渡による贈与税や他の債権者からの差戻しなどです

低廉譲渡は親子間だからと言って相場よりも著しく低い金額で売却をしてしまった場合に贈与税の問題が出てきます

この場合は相続時精算課税制度を利用して回避する事もありますが

問題なのは他の債権者からの差戻しの要求です

 

これは住宅ローン以外の借金があり返済をされていなかった場合に問題となってしまいます

例えば住宅ローン以外にも事業資金などの借金があり全て滞納をしたいた場合ですが、競売になり1番抵当の住宅ローンが完済されて資金が残っている場合は他の債権者にも返済される事になります

しかし、相場よりも低い金額で親族に売却した場合は住宅ローンの完済はおろか他の債権者への返済もされません。これが詐害行為と見なされ売買自体が差戻しされてしまう恐れがあります

このような最悪の事態を避ける為にも査定価格は慎重に算出し解決にあたります

今回のご相談では住宅ローン以外に大きな借金もなく、滞納もされていませんでしたので、ひとまずは安心でした

 

このように住宅ローン滞納問題で利用する親族間売買は専門性が高く、一般の不動産会社では解決が難しい問題です

住宅ローン滞納問題や任意売却相談は「任意売却のがっこう」へご相談下さい