2025.07.17
【要注意】任意売却に精通した不動産会社は限られています~実際にあったトラブル事例より~

名古屋市・愛知県を中心に住宅ローンの滞納や債務整理など、お住まいに関するお困りごとのご相談を受けている「任意売却のがっこう」代表の山田です
今回は、私が実際にお受けしたご相談の中で、「任意売却に精通していない不動産会社に依頼したことで、かえって状況が悪化してしまった」ケースをご紹介します
■ 住宅ローン滞納中に誤った提案をされた相談者様
ご相談者様は、すでに住宅ローンの滞納が数回続いており、完済が見込めないオーバーローン状態でした
そんな中、ある不動産会社に任意売却の相談をしたところ、「まずは通常通り、相場価格で売却に出しましょう」と提案されました
しかし、相談者様には残債を埋める自己資金はありません
そのこともきちんと説明したうえでの相談だったにもかかわらず、その担当者の答えはこうでした
「マイナス分(残債)があっても売却はできます。
今いくら不足するかは売却先が決まらないと分かりませんから、
まずは買主を見つけてから金融機関に相談に行きましょう」
任意売却の経験がない方にとっては、もっともらしく聞こえるかもしれません
ですが、この対応は完全に誤っています
■ 滞納5回目で銀行に相談…当然の結果に
その後すぐに購入希望者が現れ、担当者とともに金融機関へ
しかし、その時点で滞納はすでに5回目
任意売却の申請や交渉を行うには、かなりギリギリの状況でした
案の定、銀行からは「今さら何を言っているのか」と不信感を持たれ、非常に冷たい対応をされたそうです
不動産会社の担当者は「こんな対応をするなんて信じられない」と怒り、
「後はこちらで対応します」と言ってその日は終わりました
■ その後…担当者からの連絡はなし
ところが、その後1週間…2週間と連絡はなく、
最終的に「やはり当社では対応できません」と一方的に断られたそうです
すでに時間も失われ、状況は悪化の一途
そんな中、当社のホームページをご覧いただき、ご相談をいただきました
■ 幸いだったのは、まだ売買契約を結んでいなかったこと
不幸中の幸いだったのは、まだ買主との売買契約が正式に結ばれていなかったことです
仮に契約が成立し、任意売却の「特約」が盛り込まれていなければ、ご相談者様は数百万円の違約金を支払うリスクがありました
私どもであらためて対応し、銀行に委任状を持参のうえで状況を説明し、誤った対応があったことをお詫び
すでに保証会社への移管も目前でしたので、早急に任意売却の交渉に入るよう進めました
■ 結果:保証会社との交渉がまとまり、任意売却で解決
保証会社への取り次ぎもスムーズに行え、無事に任意売却として売却を成立させることができました
相談者様は残債の圧縮ができ、新たな生活へ向けた第一歩を踏み出すことができました
任意売却は「誰でも扱えるもの」ではありません
任意売却というのは、通常の不動産売却とは異なり、
- 債権者(金融機関・保証会社)との交渉
- 滞納の状況の見極め
- 売買契約書への特約の記載
- 法的・実務的なタイミングの管理
など、非常に専門性の高い知識と経験が必要です
不動産会社であれば誰でもできるというものではなく、少しの判断ミスが数百万円単位の損失や、契約トラブル、生活再建の妨げになるケースもあります
最後に
私たちは「住宅を手放すこと」そのものをゴールにはしていません
その後の生活が前向きに再出発できるように支えることこそが、任意売却の本当の目的だと思っています
「どこに相談したらいいか分からない」
「任意売却という言葉すら知らなかった」
そんな方こそ、まずはお気軽にご相談ください
あなたの状況に合った最善の選択を、プロの立場からご提案させていただきます




