2024.03.26
【名古屋市任意売却相談センター】任意売却と親族族間売買について
名古屋市任意売却相談センター
任意売却のがっこうの山田です
今日は任意売却と親族間売買について注意点を説明します
住宅ローン滞納問題で親族間売買をご希望される方が増えています
引越しの必要もなく、周囲の方にもお金の事情が分かりにくく、リースバックのように家の名義は他人ではなく、親族になる点も安心な理由です
しかし、親族間売買はそんなに簡単な解決方法ではありません
取り扱える金融機関は限られていますし、取り扱い可能な銀行でも支店の判断でNGになったり、担保評価で融資不可になる場合もあります
そんな親族間売買ですが、先日このようなご相談がありました
他社に親族間売買のご相談をされたそうですが、親族間売買は難しいので一旦、その不動産会社が購入して、その後直ぐにご相談者様の親族が買い戻す事を提案されたそうです
一見、リースバックの買い戻しのようなスキームです
この方法で大丈夫ですかと言ったご質問でした
この方法を選択した場合の注意点ですが、買い戻す為の住宅ローンを申し込んだ銀行がどのように判断するかです
あまりにも短い期間に家の名義が変わっていて、まして、現在の所有者(不動産会社)から、一つ前の所有者の明らかな親族が購入すると分かると、明らかに作為的に名義を変更していると判断されます
つまり、本当は親族間売買をしたいが為に一旦名義だけを変更したと判断され融資が不可になる可能性があります
どの位の期間を開ければ良いのか明確な時期は分かりませんが、例えばリースバックの買い戻しの際にも最初から融資可能な金融機関に依頼します
今回のご相談のケースでも明確にお答えがしにくいのですが正直、あまりお勧めはしないかと思います
この方法を選択するのであれば、最初からリースバックの方が良いと思います
親族間売買も色々な方法がありますが、今回のご相談の方法では万一借入が出来なくなった時のリスクが大きすぎると思います
このような回答をさせていただきました
住宅ローン滞納問題や親族間売買でお悩みの方は、いつでも『任意売却のがっこう』までご相談下さい