2022.09.23
【愛知県北名古屋市・住宅ローン滞納相談】離婚を伴う住宅ローン相談
先日、愛知県北名古屋市にお住まいの方からご相談がありました。離婚を伴う住宅ローン滞納相談です
これまでも同様のご相談が沢山ありましたので対応策や解決に向けた準備について共有させて頂きます
《相談内容》
お金の問題が発端で離婚をする事になってしまった。数年前に家を購入しましたが住宅ローンを滞納している
査定をしたが住宅ローンの完済が出来なく、私(奥様)が連帯債務者になっている。この場合はどうしてら良いのでしょうか
お金の問題から離婚に発展してしまうご夫婦は多いようです
お子様や家などの財産がなければ二人だけの問題ですので離婚も容易ですが今回のように住宅ローンの連帯債務になっていると大変です
既に住宅ローンも滞納されていますので対応が遅いとトラブルが大きくなってしまいます
まずは最悪のケース
①住宅ローンの滞納が続き家が競売になってしまう
②既に債務超過なのに競売でもっと低い価格で売却されてしまい売却後の借金が多く残ってしまう
③結果、連帯債務の支払い負担も増えてしまい生活が困窮してしまう
※事例では競売後にご主人が自己破産をしてしまい連帯債務者に全て請求されてしまった
解決する為には
離婚が避けられないのであればキズを最小限にします
・家は売却をするのか
離婚問題の場合はどちらかが、そのまま住み続ける場合も多いです。離婚時の約束でよくあるのが住宅ローンの支払いは元ご主人・家には奥様とお子様が住み住宅ローンが完済されれば奥様かお子様に名義変更する
この場合は約束通り支払いを続けてくれれば問題ありませんが、今回のようなケースでは既に滞納されていますので信用するのは危険です
残念ですが住宅ローンを滞納されている場合は仮に滞納を解消しても住み続ける選択は止めておかれた方がよく、この場合は売却を検討して下さい
・連帯債務の解消
これはハードルは高いのですが絶対にチャレンジして下さい。借り換えを審査してもらいその時はご主人単独で申込みをして下さい
※必ず離婚前に行って下さい
承認が出れば連帯債務者の問題は解決出来ます
※連帯債務者から単独で借り換えを行ってくれる金融機関は限られていますので事前にしっかりと確認をして下さい
今回のご相談では既に住宅ローンを滞納されていましたので、まずは滞納を解消して暫く時間をおいて申込みをして下さい(滞納が度々あった場合は審査が難しいので早めに対応を)
離婚問題が出た場合は感情的な話になると思いますが、まずは理性的な話をして下さい。計画的に離婚をするのは難しいと思いますが住宅ローンの名義や連帯債務は離婚後に問題が発生したら無傷での解決は難しく、新しい家族がいれば巻き込んでしまいます
まず連帯債務の解消に向け借り換えの検討・次に査定を行う・査定次第では売却の検討・通常の方法で売却が難しければ任意売却を検討する(特に住宅ローンを滞納している場合)・どちらかが住み続けるのであれば最低公正証書を作成しておく(驚くほどの効果はありませんが、ある程度の抑止力はあります)
離婚問題で大事な事は感情で話さない事です。色々な原因があると思いますが、お金を貸している銀行には一切関係ありません
不貞行為をしたのは相手だから、全て相手に請求してくれと言っても通用しません。避けられない離婚だからこそ自分を守る為にしっかりとした解決をして下さい
任意売却のがっこうでは離婚問題に精通した相談員が在籍し離婚問題に強い弁護士と連携して問題解決を行っています
離婚を伴う住宅ローン問題は「任意売却のがっこう」にご相談下さい